子育ち観測

我が家のホームエデュケーション徒然日記

自由になりたければ、子ども達に自由を与えるべし

教育って大切ですね。

将来の社会を担っていく子ども達の価値観を決めてしまうものでもあるから。

 

私、もともと「子育て」には興味があって育児本とかよく読んでいたけど、「教育」について考えたことなかったな。テレビとかで「学校の先生たちの労働環境はブラックである」とか聞いたことあったけど、「先生方も大変なんだなー」くらいにしか思わなかった。

わが子を預けているのに、今思えばとっても不思議なことだけど、自分事として考えられなかった。

行って当たり前と思っていた学校へ子ども達が行かなくなって、色々知っていくうちに固定観念がぱっかり外れて、当たり前が当たり前でなかったことに気づきました。

 

先生たちが日々雑務に追われ、学習指導要領の進行に追われ、子ども達とゆっくり遊んだり、対話する時間が無いような働き方をさせられているというのは、これは「教育」をする上で非常に大変な問題だって今は分かります。

情熱があり、真面目な先生ほど精神を病んでしまう学校現場。

そんな環境の中で多様な子どもたちにどんな教育をしようとしているのか。

 

昨年度から全国的に始まった「キャリアパスポート」

あれもどうなんでしょうね?就職について現実味が出てくる高校生くらいからだったら必要なこともあるかもしれない。でも、小中学校くらいの子ども達にキャリア教育って必要かな?

 

文部科学省によると「児童生徒一人一人のキャリア発達を支援し、それぞれにふさわしいキャリアを形成していくために必要な意欲・態度や能力を育てる教育ととらえ、端的には、児童生徒一人一人の勤労観、職業観を育てる教育とする

 

ってことらしいけど。

「態度」って何?
「勤労観、職業観」って何?


気になって調べてみたけど、もともと厚生労働省が「ジョブ・カード制度」っていうのをやってたらしいげど、あまり浸透しなかったので、「キャリアパスポート」として学生段階から活用してはどうかという話になったらしい。

このくだりだと、対象は就職を控える、高校生・大学生くらいを想定していたのかな?ってかんじだけどね。それが小中学生まで対象になるなんて、なぜ?

 

なんか、子どもたちの教育に直接関わっている私たち保護者や学校の先生方は蚊帳の外で、雲の上の机上の議論で将来の日本を作っていく子どもたちの未来を、一部の人たちの思惑で決められてしまっているなーって感じる。

 

「教育」は会議室でやってるんじゃなーい!

現場でやってるんだーーーーー!!!

 

でもこれも、わが子が不登校になって「教育」に関心を持つようになったからこそ感じることで、子どもが普通に問題なく学校へ通っている保護者さんは感じないことかもしれないな。

 

わが子が不登校になると親は不安になるよね~。

私も無理にランドセルを引っ張って連れて行ったこともあったっけなー。カオスだー。

私たち大人も学校教育の中で、当たり前という概念を教育されてしまってきているので、思考停止してしまっているのかもしれない。

 

でも、そこで色々調べたり、経験者の話を聞いたりするうちに考える。

子どもが行き渋ったり、不登校になると子どもを学校や社会の概念に適応させようとするけど、そもそも学校や今の社会が正解なの?

 

子ども達は、特に小さいうちは発達の違いが大きいし、そもそもの特性、興味・関心みんなバラバラ。それぞれが違う宝物の原石だから、それぞれにあった方法で磨いていくのが良いはずなのに、国が定めたやり方で同じように磨こうとする。合わない子は光れない。

 

子ども達がもっと自由に遊んだり、学んだり、休んだりできる教育を受けることが出来たら、社会全体もそんな世の中になると思う。

実際に、子どもたちを自由にしたら、私自身の心も軽くなったから。